このブログをたくさんの方に読んで頂き、これから会計士になろうと思っている方の励みになればとても嬉しいことです。
現在オーストラリアの大学に在学中で会計の勉強をしている方、また日本にて、将来オーストラリアの会計士を目指している方、などからご相談のメールを受けることがあります。
多分みなさん同じような悩みや不安を抱えていらっしゃると思いますので、先日メールにて返信をさせていただいた方にご了承の上、一般的なご質問にこの場を借りてお答えしたいと思います。
(ご存知のように、私などはまだまだ若輩者で、オーストラリアには日本人で大手会計事務所にて公認会計士としてご活躍されている方がたくさんいらっしゃいます。大手の会計事務所への就職や、大企業相手の仕事は私には経験がありませんし、かなり偏った私見があることもご承知の上で参考にしていただければ幸いです。)
Q. 他の職種などでも日本での経験が役に立ちますか?
A. もちろん会計関係の経験があるに越したことはありませんが、どんな職業でも、社会での経験は役に立つと思います。弁護士などの職業もそうですが、法律だけ分かっていればいいかというとそうではありません。長年の社会経験や一般常識などがあって初めて、クライアントのご相談を受けられるのです。会計士も会計と税務の知識だけあればいいかというとそうではありません。当然一般常識から社会情勢、経済状況、クライアントの業種に関わる知識まで、かなり広い範囲の知識が求められます。弁護士、会計士といった仕事は年齢が武器になる数少ない職種だと思います。 (また当然オーストラリアの社会保障システムや政府関係機関の構造などの知識が求められますので、大学の勉強に留まらず、広い見識を身につける必要があります。)
Q. 夢を実現するために本気で頑張ろうと思っていますが、現在30歳で、1から始めることに不安もあります。
A. たくさんの留学生がオーストラリアに来ますが、現地に残り就職できる方はわずかです。私はちょっと古臭いかもしれませんが、根性があれば何でもできると信じています。やはりご本人のやる気次第かと思います。20歳の若者よりは30歳の方のほうが根性が座っているでしょうし、年齢がプラスになる職業ですので、頑張ってください。人生一度限り、やりたいことはチャレンジするべきだと思います。ただ臨機応変に方向修正することも恐れずに。。。
Q. オーストラリアでの日本人の就職状況や生活はどうですか?
A. 残念ながら簡単に就職できる、とは申し上げられません。私の事務所へも仕事の依頼より就職希望のご連絡をいただくことの方が多いくらいです(笑) 同期で大学を卒業したアジア系の友人は会計事務所に就職するのに2年かかりました。会計学の卒業生の希望就職率は現地オーストラリア人が 50% だと仮定すると、アジア人はその半分以下くらいになると思います。とても厳しい業界です。
他民族、多文化国家のオーストラリアですが、差別が全くないとは言えません。日本における海外の報道は美談ばかりが語られますが、美談の影には100倍の努力と苦労があります。でもやる気と根性で自分の居場所を確保し道を開けば、こんなに平等で住みやすい国はありません。何事も自分次第ということでしょうか?
オーストラリアは実力主義だと思いますので、資格なども大切ですが、実力があれば上っていけるシステムであると感じます。性別、年齢など関係なくチャンスがある社会だと思います。
実力を発揮するためにもコミュニケーション能力がなりよりも大切です。英語力とコミュニケーション能力は別物です。コミュニケーション能力上達に向け、頑張っていきましょう!(自分にも言い聞かせてます)
最近のコメント