居住者?非居住者?
今日は大変お問い合わせの多い、また誤解の多い、居住者、非居住者についてお話します。
オーストラリアでは Resident 居住者なのか、Non-Resident 非居住者なのかで税率が大きく変わってきます。
またここでの居住者、非居住者のポイントは税法上において、であることを念頭に置いてください。移民法上の居住者であっても、税法上は非居住者である場合も多いので注意が必要です。
お持ちのビザに関わらず、会計年度中の滞在期間や目的によって判断されます。
ですから同じビザを持った方でも入国や出国のタイミングによって、居住者であったり非居住者扱いになったりしてしまうのです。
法律を突き詰めると、この場では納まらなくなってしまうので、ATO 国税局のウェブサイトから簡略化された条件を簡単に紹介します。
Generally, you will be an Australian resident for tax purposes if any of the following apply: 下記の条件に当てはまる方は一般的には居住者とみなされます。
オーストラリアへ永住の目的で来た。
留学生である。
オーストラリアに6ヶ月以上滞在している。 その期間またはそれ以上の期間を同じ場所に滞在し、同じ仕事を続けている。
ここで大きな疑問となるのがワーキングホリデーメーカーの皆さんですね。国税局は基本的にはワーホリビザ保持者は非居住者として判断します。理由はオーストラリアに来た目的があくまでもテンポラリーであること、旅行をしながらの滞在が目的であり、アルバイトは副次的目的にすぎないこと、などです。しかし例外的に滞在目的や滞在履歴、職務履歴などから居住者としてみなされる場合もあります。
これは一般情報ですし、上記の3つのポイント以外にもたくさんの考慮すべきポントがありますので、各個人の居住者かどうかのご判断は直接国税局に問い合わせるか、ご担当の税理士さん、会計士さんにお問い合わせください。
居住者か非居住者のご質問はコメント上では受付られませんので、ご了承ください。
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