逆差別ってご存知ですか? Reverse Discrimination です。
文字通り、逆さ差別という意味です。普通の差別というのは、年齢、性別、人種、などによるものですね。そしてそういった差別をなくすためにいろいろな法律が作られます。
特に多いのは、クオータ制の導入。例えば、オーストラリアの場合、大学や職場にて一定人数の職員に対してあるパーセンテージのアボリジニ系の生徒、スタッフを雇わなければならない、などです。
この場合はアボリジニに対する偏見や差別をなくそう、という良い信念のもと、こういう制度が作られるのですが、これがそう簡単ではありません。
私の大学の友人がぼやいていましまた。大学でアボリジニ系の特待生とアサイメントグループが一緒になったけど、全然勉強しない、グループワークにも参加しない、ひどい生徒だと。アボリジニ系であるというだけで特待生であり、それをキープするコンディションも特になし、そして驚いたことに、大学2年の時点で Queensland Audit Office (日本の会計検査院にあたる機関) に就職まで決まっているというのです。かなりのエリートコースです。(で本人勉強する気なし、だそうです)
こういうのが逆差別。本人のスキルを評価されずに人種によって特別扱いを受け、他の生徒が差別されることになるからです。
子供たちの通う学校には、驚くほどたくさんの南アフリカ系の移民の家族がいます。全国的なのか、ゴールドコーストに多いのか分かりませんが、、、
仲の良いママ友達と話をすると、1994年のアパルトヘイト完全撤廃から治安が悪化し続け、とにかく白人にとっては安全な国ではなくなってしまった。特に子供への犯罪も増加し、他の知人から聞いた話しでは、白人の少女の4人に1人はレイプの被害に会うそうです。(どこかで聞いた、南アでは車で人を轢いても、そのまま走りされ、って笑い話ですけど、笑い話じゃなかったんですね)
それに加えて逆差別がひどく、どんな政府機関や職場でも一定人数の黒人を雇用しなければならないために、プロダクティビティーが低下し、モラルや社会理念といったものも、ひどく混乱しているそうです。
そして多くの南アフリカの白人はある程度裕福なので、新たな住処を求めて移住をするのですね。他の友人は、移住するのに適した国を探すため、世界中周ったそうです。そして気候もよく、コモンウェルス系の国である (英連邦) オーストラリアが一番住みやすいと思ったそうです。確かに英連邦系の国には独特の雰囲気や連帯感がありますからね。国技であるスポーツ (クリケット!) も同じだったり、、、
差別も、逆差別もない国にするのは容易なことではないなあ、と。私達人間の本能の中に異質なものを排除しようという気持ちがあるのは否めません。“違い” よりも “共通点” の方が断然多いのですが、Safety や Security といった理由から生存を脅かす可能性がある “違い” の方に焦点があってしまうのは残念ですね。


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